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2021年05月06日
NDCリーダーシップカウンシル、NDC展開における業界の共通認識を発表
2021年5月6日、英国・ラングリー: トラベルポートがホストするNDCリーダーシップカウンシルは、NDCが幅広く展開するために必須な機能は、払戻し機能よりも顧客や航空会社都合による変更をどう管理していくかである、という調査結果を発表しました。
NDCリーダーシップカウンシルは、NDCの成功に必要な業界全体のコラボレーションを促進するために、2019年にトラベルポートによって結成されました。航空会社からはアメリカン航空、カンタス航空、ユナイテッド航空、旅行会社/コーポレートトラベルからはアメリカンエクスプレス・グローバルビジネストラベル、AmTrav、dnataトラベル、UBSなど、また企業のトラベルマネージャーやその他プロバイダーも参加し、地理的にも企業的にも多岐にわたっています。
調査の実施にあたって、NDCリーダーシップカウンシルのメンバーによって18種類の個別のサービス機能に優先順位をつけて選択、またそれとは別に、もしそれがサポートされない場合発展の妨げとなってしまう「ブロッカー」と名付けた機能を選別しました。その結果、優先される機能とブロッカー両方に選ばれた機能、すなわちNDCの展開において欠かせないと考えられる6つの機能が確認されました。以下がその6つになります:
機能 | ブロッカー得票 | 優先順位 |
利用者都合の変更 – 旅程 (再発行処理) | 21 (96%) | 2 |
予約情報照会 | 20 (91%) | 1 |
予約の取消し – 払戻し | 20 (91%) | 3 |
航空会社都合の変更 – フライトスケジュール変更 | 20 (91%) | 4 |
航空会社都合の変更 – フライトキャンセル | 19 (86%) | 6 |
予約取消し – 取消し | 18 (82%) | 5 |
結果として、優先順位においては航空会社と旅行会社共に持つ強い共通認識が確認されました。また「3Dセキュアを用いた決済」「アンシラリーサービスの追加」「事前座席指定」といった機能は、航空会社とコーポレートトラベルを扱う会社で高い優先順位をつけ、旅行会社においては「予約の履歴(ヒストリー)確認」の優先順位が高くなっていました。
「当社ではここ数年にわたるNDCへの取り組みにおいて、ショッピング、販売、サービスなどの機能を改善し続けていますが、今回の調査結果を見るとその取り組みの方向性が間違っていなかったと思われます。また、主要な機能はすでに整っていることも確認できましたが、今後は状況に応じて必要とされる機能の強化に努めねばなりません。これからも当社は航空会社のNDCプログラム成功のために、そして旅行会社におけるワークフローにNDCを統合していくべく取り組んでまいります。」
トラベルポート、カスタマーストラテジー、グローバル部門長のカイル・ムーアはそう語っています。
今回の調査に関する詳細は、こちらからご確認いただけます。(英語)
なおNDCリーダーシップカウンシルの次回ミーティングは2021年夏ごろに開催される予定です。
-以上-
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